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| セレソンのフィニーニョと松本選手 |
2003年3月。またもや日本の若者二人がフットサルの武者修行をしに、ブラジルのかの地(パラナ州カスカヴェウ)へ向かった。
一人は、今春高校を卒業したばかりの松本行令選手(18才)。静岡の田原FCに所属しているが、2月の第8回全日本選手権ではエマーソンFCの選手として、弱冠18才で全日本を経験した。また、ブラジルへ発つ直前には静岡の強豪が集まったジュビロカップで見事優勝し、田原FCに置き土産も残してきた。田原FCで最も期待されている若手の一人だ。
もう一人は、地元・長野を飛び出し、愛知のBANFF FUSATL CLUBを経てブラジルで指導者の勉強をすることを志した柄沢健さん。
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| 指導者の勉強をする柄沢さん |
二人は3月から半年間の予定で、ブラジル・パラナ州のカスカヴェウ市にあるフットサルチーム「Colonia/Cascavel(コロニア・カスカヴェウ)」でフットサルの心・技・体を存分に学ぶ。
ところで、幸か不幸かこの二人、所属先のColonia/Cascavelがブラジルクラブ選手権(タッサブラジル)決勝大会への出場を決めたために、カスカヴェウ到着翌日には「とりあえず一週間分の荷物を持って」いきなり大会遠征(タッサブラジルの開催地:サンタカタリーナ州ジャラグァ市)に連れていかれることとなる。
ブラジル到着から一週間たった今の心境なども含めて、タッサブラジルの会場で二人にインタビューを行った。(インタビューは3月15日に行いました)
Q1:まず、フットサルのためにブラジル(カスカヴェウ)へ行こうと思ったきっかけや、目的を教えてください。
松本選手(以下、【松】とする):
ブラジルへはずっと行きたいと思っていたけれど、学校(高校)があったので今まで行けなかった。今回は卒業と同時に行ったらどうかとマリオさんから声がかかったので、行くことに決めました。目的は、個人能力のUPと戦術を盗むこと。
柄沢さん(以下、【柄】とする):
自分の生活のため。フットサルをビジネスにして飯を食うため。現実を言えばそれだけです。
Q2:この数日間(遠征中)、チームで過ごして何を思いましたか。
【松】:みんな仲良し。しかし、卓球とかを遊びでやっててもいつの間にかマジになってる・・・(負けず嫌いばかり)
【柄】:遊ぶ時、仕事(フットサル)する時の違い(切替かわり)。
Q3:ブラジルクラブ選手権(タッサブラジル)の試合を生で観て、何を感じましたか?
【松】:パススピードが速く、質も高い。1つの戦術からいくつかのバリエーションが出せる。
動く量より質。日本とはまた気持ちの入り方が違う。観客もすごいパワー。
ファルカンはうまい!!あのワンシーンで大金が動くかも!?
【柄】:(嫌な言い方かもしれないけれど)ビジネスになる。裏を返せばそれだけ、技術、戦術、気持ち、歴史が違う。ただ、だから日本がダメなのではなくて、ゆっくりでいいから独自のフットサル文化を創っていければいいと思う。
Q4:これから半年間の目標や抱負を教えてください。
【松】:1回1回の練習を大切にして、1つでも多くのものを習得したい。
【柄】:戦術、技術に関しては積極的に選手やコーチと意見を交わす。とにかく、思った事、思っていた事は話す(言葉はまだできませんが)。ジュニア、ユース、トップの中でも、ジュニア、ユースの指導もしっかり学ぶ。
チームに合流したとは言え、(遠征中のため)まだチームの練習には合流していない二人。
これから厳しい現実に直面したり、また楽しいこともたくさんあると思いますが、武者修行を終えた半年後にも、またお話をうかがってみたいと思いました。
余談ですが、ブラジル・パラナ州のリーグ戦には12人のメンバー登録のうち最低二人はジュベニウ(20才以下)の選手を入れないといけないというローカルルールがあり、18才の松本選手は、まずはこのジュベニウ枠の2つのイスを狙うこととなります。
お二人のこれからの活躍を期待します。